橘玲の「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」を読んでみた。
結論、質素倹約と自分自身に投資して運用して利回りを上げる(市場価値をあげる)。当たり前だよな・・・という感じです。銀の弾丸なんてのは存在しないので、当たり前のことを当たり前にやれということです。
「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」 目次
- 「黄金の羽根」ができるまで
- 世界にひとつしかないお金持ちの方程式
- 誰も知らない資産運用の常識
- 不動産の呪縛を解き放つ法則
- 生命保険は損をすることに意味がある
- 見えない「貧困化」が拡がっている
- 国家に惜しみなく奪われるひとびと
- 「個人」と「法人」、ふたつの人格を使いこなす
- マイクロ法人で人生が変わる
- 不可能を可能にする奇跡のファイナンス
- 税金について知りたいほんとうのこと
- 税務調査の表と裏
- クリエイティブクラスとマックジョブ
日本国内でお金持ちになるにはどうすればよいかということが、会社員、自営業、税法などの側面から書かれている
「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」を読む目的
- 会社員として資産を増やしていくには
- 会社員と自営業の所得・税金の差
気づき・学び
- 資産形成 = (収入 – 支出)+ (資産 * 運用利回り)
- まず純利益(収入-支出)を確保する。いくら資産運用しても純利益がなければ意味がない
- 元金が少ない場合は自分自身に投資して真剣に働く
- マックジョブではなく、クリエイター・スペシャリストになる
- より資産を築くには自営業(マイクロ法人)になって税法を存分に活用する
- 課税所得や社会保険料を最小にする
現時点で十分な資産は無いので質素倹約の徹底。そして人的資本(自分)への投資。会社で働く1人として結果を出す。そして知識・スキルを身につけ高度な業務をやれるようにする。
メモ
日本では、平均的なサラリーマンが生涯に得る収入は3億~4億円といわれています。共働き夫婦の生涯収入を総額6億円として、そのうち 15%を貯蓄すればそれだけで9000万円です。仮に貯蓄率を 10%(6000万円)としても、年率3%程度で運用すればやはり退職時の資産は1億円を超えているはず
知識社会では、仕事はクリエイター、スペシャリスト、マックジョブしかありません。会社から見捨てられ、マックジョブで一生を終えるのが嫌ならば、クリエイティブクラスとしてキャリアを積む以外に道はないことは誰にでもわかりります
クリエイティブクラス → クリエイター・スペシャリスト
サラリーマンは実質収入の3割を税と社会保険料で支払っています。社会保険料の半額を会社負担にするというのは、この〝不都合な真実〟を知らせないためのトリックなのです
ひとは、所得がなければ消費できません。同様に、所得がなければ資産を持つこともできません。ということは、(個人に対する)消費課税や資産課税は、所得に課税されたあとの二次課税になります。相続税は、所得税を支払い、消費や資産運用をしたあとの、死亡時に残った財産への課税ですから三次課税です(図 25)。累進税率による所得課税自体が不平等なのに、同じお金に二度も三度も課税するのでは税の公平性はさらに歪んでしまいます