【リンパ腫闘病記】ホジキンリンパ腫寛解から3年が経った

2020年3月でホジキンリンパ腫(血液がん)が寛解してから3年経った。

2016年の春に発覚し、正確な診断をもらったのは夏でした。そこから半年の治療が始まり、終わったのが2017年の3月。そしてそこから3年。長いようであっという間に過ぎました。

これまでを簡単に振り返ってみます。

ホジキンリンパ腫寛解から3年たった

予後と経過観察

治療終了直後はつらいことが多かったです。

髪や眉毛が薄かったり、体毛がなかったり、体力も大幅に落ち、気づけば体重は10キロぐらい増えてました。そこからトレーニングをして体力をもどし、髪が生えてくるのを待ちました。数ヶ月すると元通りになってきてそこからは副作用的な憂いはなくなりました。

ぼくは治療直後に大学を卒業しました。そこから運良く空白期間を作らずに就職することができ、仕事も生活も特に病気のせいで不便を感じるということはなく順調に生きています。友人や親戚などに久しぶりに会うと、大丈夫だった?って心配されると同時にこれまでと同じように接してくれたのがめちゃくちゃうれしかったです。

順調に生活できている傍らで、経過観察もしないといけません。3ヶ月ごとという割と短いスパンで血液検査と触診、問診を行いました。腫瘍マーカーという数値も特に問題ない状態が続いています。年に1回はPET検査を行っていました。

ホジキンリンパ腫の再発率

担当医に聞いた感じだと、はっきりとした数字は聞けなかったですが寛解後3年までは再発率が高いようです。再発する人の9割が寛解後3年以内というようなこともおっしゃってました。

Googleで闘病記をつづっているブログを調べてみてもちらほら見かけたので、3年までは再発率が高いというのはあながち間違ってはいなさそうという感じでした。

やっぱり、一度がんというものを患うとどんなに元気で健康に戻っても再発ということは頻繁に考えることだと思います。自分も仕事や私生活で忙しくしていると考えないでいれたりもしましたが、経過観察の日やPET検査が近づく度に、再発したらどうしようという不安とともに発覚したときや治療の記憶が蘇ります。

再発に怯えながら3年が過ぎた

再発に怯えつつ、生活を充実させて忘れるように生きてきて気がつけば3年経っていました。

4年目を迎えるにあたり、PET検査も行いました。このときのPET検査ほど不安に思ったことはないし、未来への期待をしたことはなかったです。直前に発熱したこともあってドキドキしながら検査結果を聞きましたが、問題なしでした。

これで一段落ってことになりました。完全に再発しないということではないですが、再発率が極端に下がるとのことで安心していいよと言われました。

経過観察もこれからは半年ごと、PET検査は5年目が過ぎたタイミングで行うことに。5年目が過ぎたタイミングで問題がなければ経過観察自体も終わりだそうです。

寛解後の人生

3年も経過すると、病気になったときの不安とか悲しみとか、抗がん剤治療の辛さとかっていうのは自分の記憶から薄れてきてます。自分の特性という部分もあるかもしれませんが。

時間が経つと忘れてきますが、やっぱり未来での再発の不安は残ります。

しかし、原因はこれでこれに気をつけたら防げるよっていう方法は存在しないです。病気なんてなるときはなるので、不安を抱え込んで考えすぎず未来に委ねたほうが自然なのかなと思います。ありきたりですが、再発する想定もしてそれに備えつつ悔いなく心身健康に生活していければって感じです。

おわり。

リンパ腫

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