【リンパ腫闘病記】ABVD療法(抗がん剤)の副作用まとめ

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こんにちは、お読みいただきありがとうございます。
Ken(@gootablog)です。

ホジキンリンパ腫の治療で一般的なABVD療法。抗がん剤なのでとても強く、副作用が体にたくさん出てきます。

治療中の人はあれですがこれから治療を受ける人、正直言います。辛い治療でした・・・(泣)。投げ出したいときもありましたが僕はこの治療を6クール(半年間)行い、なんとか治療を終えました。

このABVDの治療で起きた副作用とどう対策していたかを書いていきますー。

※途中、汚い表現があるかと思います。ご了承くださいm(_ _)m

吐き気

つらさ:★★★(MAXが★3つです)

抗がん剤の点滴が始まってから3日〜4日目くらいまで、吐き気が続きます。波があるときもありますが、大体はずっと吐き気が続く場合が多いです。

吐き気を抑えるには??

吐き気どめは、イメンドというカプセルの薬と、抗がん剤の点滴の前に2つ(名前は忘れた)の吐き気どめを点滴で入れていました。

 

 

この2つを使っても吐き気を催す場合はとんぷく用で、別の吐き気どめをもらいました。

「ナゼア」と「メトクロプラミド(アノレキシノン)」というのを貰いましたが、6クール通して使ったのは「メトクロプラミド」です。「ナゼア」は抗がん剤の吐き気どめとして使われていると言われましたが、使っても気持ち悪さが収まらず、効いてる気がしなかったので1回の点滴で使用をやめました。

吐き気どめは体感で効く効かないがわかると思うので、効かないなって感じたら別の吐き気どめをもらってみるのがいいですよ。

 

吐き気どめを使っても完全には解消されない

 

僕は吐き気どめをとんぷく用の吐き気どめを使っても完全には解消されませんでした。なので、点滴後から3日間は吐き気が延々と続きました。もうこれがめちゃくちゃしんどいんですよ。

常に気持ちが悪く吐くほどのレベルでもないし、かといってどうしようもできない。

そんな吐き気を抑えるのは寝ることかなって思いました。僕の場合気持ち悪くても寝ることができたので、ひたすら寝ていました。

寝ている時は不思議と気持ち悪くはならないんですよ。でも起きて少し経つとじわじわ気持ち悪くなります。

なので、基本的には点滴後3日間はなるべく寝るようににしてました。

 

食欲不振

 

つらさ:★★★

吐き気が出るので、自然と食欲はなくなります。全く食べられないという程でないのでは手を変え品を変えって感じでなんとか食べられるものを食べました。

基本的には、お茶漬け、おかゆ、雑炊、そば、そうめん、果物なんかを食べてました。比較的スルッと食べられてさっぱりしていて重くないものですね。

あとはウイダーインゼリーとかをよく飲んでました。どうしても辛い時とかはゼリー状のものが一番です。

 

食欲は吐き気が治まると自然に回復してきます。食欲不振の反動からか回復すると暴食するくらい食べまくってました(笑)。ほぼ絶食の状態から暴食になるので栄養バランスがガタガタだった気がします・・・。

だるさ・倦怠感

つらさ:★★

これも点滴から3日間吐き気とともにやってきます。

基本的に何もしたくないし、できないです。頭もぼーっとして思考ができなくてただ生きてるみたいでした。テレビや映画を見てもあまり内容がはいってこないし、目がちらついてまぶたらへんに変な違和感を感じるので長時間見れなかったです。

なので点滴後は吐き気が治まるまで、ほぼベッドから動かずに生活してました。ベッドから動くのは食事、トイレ、風呂くらいであとは寝て、ねれない時はテレビをぼーっと眺めてる生活をしてました。

 

 

つらさ:★

これは点滴後1~3日間くらいで微熱がでます。

でもこれは吐き気とかに比べると全然へっちゃらでした。
不安な人は解熱剤を安心用に持っておくといいと思います。

 

血管痛・静脈炎

つらさ:★★★

ABVD療法の中にダカルバジンという抗がん剤があるんですよ。この薬は刺激が強いもので抹消点滴で入れると腕(正確には血管)に激痛が走ります。これがとてつもなく痛い・・・。この薬は30分から1時間くらいかかるんですが、その間ずっと痛くて、たまに悶絶するほど激痛を感じる時もありました。

これの嫌なところは、点滴が終わると血管の中が炎症を起こしてしばらく痛みが続きます。ひどいときは、血管に沿って皮膚が赤くなります。大体1週間くらい痛みが続くのですが、血管の中が痛いので腕を使って何かしようとするたびにチクッとします。これが地味にストレスになって辛かったです。

先生に「マイアロン軟膏」という皮膚の炎症を抑える薬を処方してもらいましたがあまり効果がみられませんでした。

 

口腔障害

 

つらさ:★★★

点滴後1週間くらいの間は口の中の粘膜にも影響が出て、唾液がまずくなったり、味覚が変になってあまり食事が美味しく感じなくなったりしました。

特につらかったのが、水がまずく感じるのと点滴後数日後に変な口臭がすることです。そもそも唾液に影響が出ていて、まずく感じているので、無味の水を飲むとまずく感じました。なのでまずく感じるときは、炭酸水とかお茶とか爽快感のあるものだったり味を感じることができる飲み物を飲んでましたね。口臭はしっかりと口腔ケアをしているのに、自分でも臭いと思うような息がでます(笑)。治療中は外に出る時はマスクを必ずしていたので、自分の口から変な息がするのは気持ち悪かったですね。でもこれは1週間ほど経てば自然に元に戻るので、心がけてたのは常に口腔ケアをすることでした。

 

口内炎

 

つらさ:★★★

副作用で出る口内炎は神出鬼没です。いつどこに出るかはわかりません。僕の場合3クール目あたりから毎月どこかしらにはできてました。しかも、ちょうど腫れるところが奥歯の噛めるところにできるので、食事の時のストレスが半端じゃなかったです。最終的には、食事時以外にも痛さがデフォルトになって常にイライラしてました。しかもこれがまたさっと治らないので1~2週間はつらい日々が続くんですよ。

口内炎をできないようにするには、食事で栄養を偏らせないことです。治療の副作用で食欲が無いときとすごい増すときがあるのでそこでビタミンや栄養をしっかり取ることを心がけたほうがいいですね。

食欲が無い時はウィダーのマルチビタミンをよく飲むようにしてました。まぁそれでもできる時はできるんですけどね・・・

もしなった時は市販のトラフルをすぐ飲んで、処方してもらった「ケナログ」という塗り薬をこまめに塗るようにしていました。そうすると、すぐには治りませんが痛みは引くので食事のときのストレスは軽減されましたね。

トラフル

下痢

つらさ:★

抗がん剤で腸の粘膜にも影響が出て、下痢が起こります。これは大体点滴後から1週間くらいの間でしたね。症状的には普通の下痢と同じくらいだったので、辛くはなかったです。

便秘

つらさ:★★

下痢より便秘のほうがつらいです。これは点滴をしてから1週間が経った頃から出てきます。

もうこれはどんなに頑張っても便が出るという気配すらなくなります。ですが便は出なくても腸は活動をしているので、段々お腹が張ってきてきつくなってくると腹痛が起こります。これは地味につらかった・・・。

病院で「センナリド」という排便促進の薬を処方して使いました。就寝前に2錠飲むのが一般的なんですが、処方時にこの薬は比較的強い薬だから初めは1錠で試してみて、と言われました。なので1錠で試してみたら、腸がびくともしませんでした。じゃあ2錠飲むかと思い試すと、今度は効きすぎなのか便が何かのせいで潤滑に移動しないせいなのか、めっちゃお腹痛くなりました。

最終的には便秘は解消されたのでよかったですが、薬を使っても腹痛が起こるとは思いもいませんでした。

脱毛

つらさ:★★★

やっぱり抗がん剤という言葉を聞くと真っ先に思い浮かぶのが脱毛だと思います。これは精神的にとてもつらかったです。
この記事を書いている時点(治療が終わって1ヶ月経過)はまだ脱毛した部分は戻らず、スカスカの状態ですね。

脱毛については別の記事でまとめる予定です。

 

骨髄抑制

つらさ:★★★

抗がん剤治療で最もメジャーな副作用です。がん細胞を死滅させるだけではなく、健康な細胞にも攻撃し死滅させます。抗がん剤で血液の数値を下げるのが骨髄抑制。白血球や赤血球、血小板の数が減り、免疫が弱くなったりします。

治療が始まってからは、免疫力が下がり病気にかかりやすくなるので入院中はもちろん、外に出る時は常にマスクをしていました。家に帰ればすぐに手洗いうがい。治療が夏から冬かけてだったからインフルエンザも気をつけてしっかりと感染予防をしました。そのかいあってか感染症などを起こさずにすみました。

他にも赤血球がなども下がるので、酸素が通常より回りにくい状況になってるせいか、息が上がりやすかったり疲れやすかったです。治療期間は運動を全くしてないので体がなまったせいか、副採用のせいか駅の階段あがるだけで軽いハーハー状態。このときほど自分が弱くなってるなって思うことはなかった。

僕はサウナや銭湯によく行っていたんですがこのときはさすがに血が回らなくなって倒れたりしたくなかったので控えました。骨髄抑制のせいで我慢しなくちゃいけないことが多くて心身ともにつらかったですね。

あとは血が止まりにくいこと。これに関してあまり体感はしませんでした。が、常に血が出ないように気をつけて生活してました。

不妊

つらさ:???

白血病や悪性リンパ種など、血液のがんの治療で抗がん剤や放射線をすると不妊のリスクがあります。使う薬や人によって症状が異なってくるといいます。

僕が行ったABVD療法では一時的に無精子状態になる(一時的ではなく長期間になる可能性もあるらしい・・・)が治療が終わると元に戻ってくるという説明を受けました。若いし結婚もしていないからもしもが起こった時には遅いから精子保存を勧められました。

最初は正直戸惑いましたが保存をすることに。抗がん剤の治療を始める前に行いました。液体窒素で冷凍保存するらしいので、半永久的に保存できるとのことです。

これに関しては治療中に何かを感じることはありませんでした。ただ漠然とした不安だけが常にあり続けます(笑)。
もし不妊になったらどうしようって・・・。

不妊かどうかわかるのは治療が終わってしばらく時間をおいて検査をすることでわかります。それで大丈夫なら破棄(費用はかかるがそのまま保存することもできます)します。

治療が終わってもまだ検査が終わってないのでちょっと不安が残ります。

僕が体感した症状

40度の高熱

5クール目の前半に一度だけありました。治療をしていて万全じゃないなっていう時は多々あって、丁度その時と治療日が重なってしまいました。担当医に体調が微妙にすぐれないと言うと、治療延期になります。なんとしてもそれは避けたかったので、体調は万全と伝えて治療に臨みました。

治療が終って帰ってる時に寒気が出始めて、怪しいなーって。それでもいつもの微熱だろうと高を括ってました。

家に着くなり、体温を測ると38度。担当医には38度超えたら来てって言われてましたが、もうちょい様子を見ようて思い寝込みました。が、寝込めず段々体が熱くなって40度まで熱が出ました。

40度なんて出したことなかったんですが立ってるのも辛いくらいでした。その時はもう夜中でしたが、治療している病院に駆け込みました。

解熱剤をもらいしっかりと睡眠をとったら熱は何事もなかったように下がっていました。担当医は点滴の影響だろうって言っていました。それ以降は高熱は出ていないので、人や体調によって出たり出なかったりするもんなんですかね。

謎の心臓発作

これも一度だけ。6クール目の前半にあったんですが、点滴をして4日くらい経って動けるくらいになったときの日です。日中になんか心臓に違和感を感じてましたが、治療中たまに感じるやつだったので普通に気にせず過ごしてました。

そしたら夜になって、普通にテレビを見ているとき、座っているだけなのに心臓の鼓動が早くなっていきました。なんだこれ?と思いつつ、はやく寝ればなんとかなんだろって思い寝込みましたが収まらず、胸をぎゅっと掴むくらいつらくなってました。

さすがにこれはやばいとい思い、頑張ってネットで「心臓 痛い 救急車」的な感じで調べ呼ぶべきチェックマークが付きまくったので呼んでいつもの病院まで行きました。心筋梗塞とか疑われましたが、なんともありませんでした。救急車呼ぶレベルだったのに何もないとちょって不安が残ります。

結局これは未だに何が原因で起こったのかわからずです。

ABVD療法の抗がん剤は心毒性や肺毒性という心臓や肺によくない効果があります。個人的にはそれに関係しているのかなと思っています。

 

まとめ

抗がん剤を使うと様々な症状、副作用が出てきます。体もつらいんですが、何より良くなるはずの治療なのに精神的にすごく蝕まれいてく感覚がありました。それほど抗がん剤はつらかった。それでもこの先のために頑張ろうという気持ちが乗り越える力になっていました。

これから治療を受ける人、今受けている人がいたらぜひ先のことを考えてやり抜いてください!

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