ホジキンリンパ腫になると、2週間に1回抗ガン剤を打ちます(ABVD療法)。
半年間やってきて、治療当日は何をするのか、治療当日までに気をつけることは何かがわかったので書いていきたいと思います!
治療当日の流れ
血液検査
まずはじめに採血をします。骨髄抑制などの副作用で血液の数値に変化があるかなどをみます。毎回細長い容器2本分の血液を取ります。
結果は大体30分から1時間程で出るようなので、毎回診察の1時間前に採血をしていました。
診察
血液検査の結果が出たら、先生の診察があります。
ここで数値をチェックして、点滴を行うかどうかを決めます。僕の場合は延期ってことはなかったんですが、白血球の数値が2千台の時は次回を1週間送らせて白血球の数値を少し戻してからやることもありました。
あとは前回の治療後の経過などの問診をします。このときに、聞きたいことだったり、治療中こんなことがあったとか、こんな症状で困ってるということなどを先生に話していました。口内炎や便秘などのつらい症状が出てきた場合、薬を出してもらいました。
診察で問題がなければ治療に移ります。
点滴前の吐気止め
治療は、外来専用の化学療法室ところで行います。まず受付を済まします。次にABVDでほぼ使われているであろう「イメンド」という薬を飲みます。
写真
1日目の薬を看護師さんの前で飲みます。事前に飲めれば治療もスムーズに行くと思いますが、駄目なのは抗がん剤を使用するので看護師さんがちゃんと確認したいのもあるのかもしれないです。
これを飲んで1時間してから治療が開始。それまでは待合室で、本を読んだりスマホをいじったり自由に過ごせます。これがものすごい暇で退屈なので暇を潰すものは必須です。
点滴
ここでやっと点滴です。病院に着いてから3時間くらい経ってようやくです。化学療法室も混んでることが多いのでもっと待つ時もありましたが、だいたいこのくらいでした。
点滴の流れはこんな感じでした。
- アロキシ(吐気止め)(5分)
- ドキソルビシン(10分)
- ブレオ(5分)
- エクザール(5分)
- ダカルバジン(30分~1時間)
- 生理食塩水(5分)
ダカルバジンは最初の何回かは1時間でゆっくりやってました。でも血管痛がひどくてつらかったので生理食塩水を同時に点滴で落として薄めて、かつ速度を上げて30分でやるようにしました。30分でやってからは普通に痛かったけどつらすぎる!!っていうほどの血管痛はありませんでした。
治療後に気をつけることは??
看護師に点滴後は水分をよく取って薬剤を出したほうがいいよと言われてたので、水分をできるだけ摂取するようにしました。点滴の最中から水分を取るようにして、点滴が終わったらすぐトイレに駆け込んでました。ドキソルビシンという薬剤が真っ赤なのでそれが耐えられないのですぐ体内から出したくなります。
点滴終わってからすぐに体がだるくなって気持ち悪くなるんですが、食欲がなくならない内に食事するようにもしていました。点滴から3日間はまともに食事できないので、食べられる時に食べましょう。
あとは、頓服用でもらった吐気止めをつらくなくても4日間は朝昼晩と3回飲むようにしました。飲まないで気持ち悪くなるくらいなら、先に飲んで少しでも吐気を抑えた方がましです。
ここまでやってあとはずっと寝て耐えてました。
治療までに気をつけることは??
体調を万全にしておくことです。治療期間中は常に体調がよくないように感じるときが多いですがそれでも、悪化しないように気をつけて少しでもいい状態で望むことが大事。
体調が良くないせいか、白血球の戻りが遅いときがあって治療の間隔が3週間になったり、先生には万全と伝えて治療をし高熱を出したりしました。なので体調には細心の注意を払いましょう。
個人的に気をつけていたのはこれです。
- 睡眠をしっかり取る
- 食事を食べられる時にしっかりと食べる
- 手洗いうがいを徹底する
- マスクを常にする
基本的なことですがとても大事です。
まとめ
僕が経験した治療の流れや、注意点などを書いていきました。
人や病院により治療の方法などは違うと思いますが、体調管理を徹底していれば最短期間で治療をできると思います。がんばってください!